EXHIBITION

齋藤祐平個展 「たべたくてのまない」




Statement

個展のタイトルは「たべたくてのまない」といいます。
「たべたい」と「のまない」本来繋がりはないはずの二つの意思を「たべたくてのまない」と繋げると、絵を描いている時みたいにいろいろなことを同時に考えていてもいいんじゃないかという感じがしてくる。ボールをバラバラの方向へ投げているような感じ。
「たべたくてのまない」はちぐはぐな意思を同時に相手へ伝えることになり、混乱させてしまう。よって普段の会話では使えない。しかし今こういうふうにタイトルや文章を考えていると、会話と別のチャンネルで言葉をこねることができる。明確な相手にすぐ伝達するために使うんじゃなくて、とりあえずどこかに置いといて、後で誰かがそれを拾って何かを考える。言葉をそういうふうに扱える領域を自分の中にひとつ持っておくだけで、「コミュニケーション」に「能力」なんていう言葉をつけてしまうような世の中から少し自由になることができる。

—-

齋藤祐平 個展

「たべたくてのまない」


期間
2021/06/05(土) - 06/13(日)
※平日アポイントメント制。土日は予約なしでオープンします。以下の予約フォーム、もしくは投稿2枚目のQRコードよりご予約お願いします。
作家は火曜日は終日、土日は13時から16時まで在廊する予定です。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd1fVCzhnYBJdsO9k3Z751QqTEM3iA8TA2L-8p9Z_h84WLm9g/viewform?usp=sf_link


Vacant 101
@101_vacant )

〒760-0001
香川県高松市瓦町 2-12-6 久利ビル 3F
2-12-6 Kawaramachi, Takamatsu, Kagawa


—-

プロフィール


齋藤祐平 
1982年新潟県生まれ。古書店店主。2001年から2015年まで、東京都を中心に展覧会を多数企画開催。2015年末に香川県高松市へ転居。2017年、妻の末度加と古書店YOMS( @yoms_bookcafe )を開業。店舗運営の傍ら制作を行い、中四国を中心に年1回ほどのペースで個展を開催している。喫茶店と公園が好き。


yomsツイッターアカウント:
https://twitter.com/yoms__
齋藤祐平ウェブサイト(2014年頃までの活動記録がまとめられています):
https://lopnor.archive661.com/




yukomayumi solo exhibition 「DIG」




Statement

味のある雰囲気のお店が好きだというけれど、それは体感的な話であって視覚的には劣化したヴィジュアルでもある。
でも私たちは、そこに時間の蓄積を感じとり、残された痕跡をを追いかける。
黄ばんだ畳に慣れた瞳には、青々とした緑色が眩しく映り込む。

そんな話のやりとりや、宿泊スペースだった場所ということもあり
街中の床や壁の、“痕跡、劣化”をサンプリングし結晶にしました。

その場所に何かが介入するからこそ、生まれる現象。
無意識のうちに、身体を通して触れている場所には長い歴史が詰まっている。
触れた瞬間から、物語の一部分として受け継がれていく。


展示会名にしたDIGには、
他者が作った、”出来上がった作品”としてではなく自身の身体を通し、記憶や経験を掘り起こす感覚で見て欲しいと思ってつけました。

---

会期
2021/05/22(土) - 05/30(日)
※平日アポイントメント制。土日は予約なしでオープンしています。
平日にご来場予定の方は、下記予約フォームより、来場日の前日までに予約をお願いします。
https://forms.gle/7ZvLoHPCh2Uec1wH7

Vacant 101
@101_vacant )

〒760-0001
香川県高松市瓦町 2-12-6 久利ビル 3F
2-12-6 Kawaramachi, Takamatsu, Kagawa

—-

プロフィール

yukomayumi
1992年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース卒。
2018年、渡独。2019年、日本にて活動を開始。

第21回 1_WALL グラフック ファイナリスト
まなざしを通して、景色や風景、情景を結晶化し、人工の鉱石を生み出しています。


サイト:https://yukomayumin.tumblr.com
SNS: @yukomayumii




TAKAPOP solo exhibition 「チェリー🍒」



Statement

〔 朝、6時に目が覚めた。机に置いてあった相方のヘッドホンから音楽が微かに聴こえてきた。相方は、まだ寝ている。僕は、ヘッドホンがある方へ、起こさないように起き立ち上がりヘッドホンを手に取った。耳に当てた。『おはようチェリーハレルーヤ♪』という曲で、ループされていた。いつのまにか、二度寝をしてしまった。午前9時頃に目が覚めました。何故か、相方がヘッドホンをしていて、寝ていました。机に、あった雲形の紙に、目覚まし時計にみえた⏰と書いてあった。〕そんな2人のチェリーストーリーです。

---

期間
2021/05/08(土) - 05/16(日)

※平日アポイントメント制。土日は予約なしでオープンしています。
作家は9日(日)と16日(日)在廊予定です。

平日にご来場予定の方は、下記予約フォームより、来場日の前日までに予約をお願いします。

https://forms.gle/pj1VbqQRJg9jRhW6A


Vacant 101
@101_vacant )


〒760-0001
香川県高松市瓦町 2-12-6 久利ビル 3F
2-12-6 Kawaramachi, Takamatsu, Kagawa

—-

プロフィール

イラストレーター
イトウ ヒロキ 1996年生まれの岡山県出身


TAKAPOP雲に絵を描いています。
空を描いています。


デザインを学んだ後、2018年頃、事務用品店でTAKAPOPに出会いました。
TAKAPOP雲の中に絵を描いたのが、はじまりで、そこから何か出来ないかなと思いTAKAPOP作品を制作しだすようになり、TAKAPOP展示活動をはじめました。
~TOKYO ZINESTER GATHERING 2019~
ZINEと音楽その他のライヴパフォーマンスの集い・企画展『年賀状展-New Year Card Exhibition- 』・ミツバチイラスト展・zine zine zine2020・大 chottocrazy2020等

Twitter : https://twitter.com/kirohitooo
Instagram : @takapop_1996



noisy_eye exhibition 「Thanks, human!」



Statement

人間は機械に近づいている。現代人の行動は社会によってプログラム化され、機械は人間をその機能に従事させ、誰もが同じような格好、行動をする。人間はますます機械らしく振る舞う。

では制作の過程で、意図的にエラーを起こす、または機械が意図しない方法で利用してはどうだろうか。透明フィルムにトレースした写真イメージを印刷し、切る、焼くなどの身体的な刺激を加え、それを自身の描いたイラストを映したiPadに貼り、iPadごとスキャンすることで融合する。

アナログなレイヤーを作り、意図的にノイズを入れ、機械に従事するのではなく共犯関係を結び、自身では把握できない、完全にコントロールできない結果を獲得する。

—-

期間
2021/04/17(土) - 04/26(月)


OPEN
13:00 - 18:00


Vacant 101
〒760-0001
香川県高松市瓦町 2-12-6 久利ビル 3F
2-12-6 Kawaramachi, Takamatsu, Kagawa

—-

プロフィール

noisy_eye

イラストレーター。
デンマーク、オランダ等への留学後、数年間の海外生活を経て日本に帰国。自身のイラストにインターネット上で見つけた画像などを融合させ、作品を制作・発表している。
第21回グラフィック 1_WALL 都築潤奨励賞受賞。第23回グラフィック 1_WALL 入選。
2020年1月に作品集を販売。国内外の書店で販売中。

https://www.instagram.com/noisy_eye/

Tomoya Fujii 個展「Post-accumulation」

Statement

私の作品中で使用している主なマテリアルは、自身が住んでいるアパートに日々投函される広告チラシである。ポストの傍にゴミ箱があり、毎日大量の広告チラシが捨てられる。印刷物としての役目を終えた広告は、その”箱”に囚われ、光を受けないまま、いつの間にか消えている。
私たちを取り巻く社会における都市の表層や構造、自然界における生命体とその環境、人間を含めたそれら生命の身体は細胞レベルで日々変化し続けている。それらは透視できない無数の”箱”の集合体に似ている。ビル群に囲まれた都市としての箱、生命体のその身体としての箱。

ゴミ箱に捨てられた広告を収集し、イメージの集積としてインクを粒子化させ、再構築し結合させる。それらを透明な”箱”へと投函し、生命体に見立てた”不透明な彫刻”を、身近な環境に植える。消費物としての紙である広告イメージに不可逆的に表象を与え、その環境が持つ形、色彩、痕跡の中に没入させる。

—-

期間
2021/01/30(土) - 02/07(日)

OPEN
13:00 - 18:00
平日はアポイントメント制になります。展示へお越し予定の方は、前日までにメールもしくはインスタグラムの DM よりご連絡ください。

Close
Mon Tue / 月・火休

—-

プロフィール

Tomoya Fujii

文芸創作を学んだ後、写真を用いた作品の発表を続けている。
2016年に、アムステルダムにある写真美術館FoamがオーガナイズするUnseen Photo Fairにて「Unseen Dummy Book Award」に入賞。2016、2017年には、日本で最も先鋭的なフォトアワードとして名高い「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD」に入選。
主な活動に「NEW VISIONS #03」 (G/P gallery Shinonome)、「Raw」(CIY)、「眼閃、もしくはその因子」(POL)など。

website:https://tomoyafujii.com/